神社のご案内
御祭神
御祭神
みしめ縄かけて祈らむ いと長き
よはひを守る 多賀の杜に
正三位有巧
壽命の神、鎮魂・厄除の神として有名な多賀神社は、伊邪那大神(男神)伊邪那美大神(女神)の二柱の神をお祀りしております。
この、御夫婦の神は、日本の国土山川草木を造り給い、八百万の神をお生みになりました。
天照大神のご両親に当たらせられる神であります。
御神徳
- 健康長寿
- 縁結び・安産
- 家内安全・交通安全
- 工事作業安全・事故災害防止安全祈願
多賀大神と鶺鴒(せきれい)と桃守・桃子と
伊弉諾尊功既に至りぬ。徳亦大きなり
是に天に登まして報命したまふ。
仍りて日の少宮に留まり宅みましき。
多賀神社の御神紋は夫婦の鶺鴒を象っています。
これはこの夫婦の鶺鴒の姿に倣って諸々の神々をお生みになった神代の古事によるためです。
又、桃守・桃子土鈴につきましては、
其の坂本にあり桃の子三箇を取りて待ち撃ち
給ひしかば、八雷神、千五百の黄泉軍
悉く逃げ帰りき。
茲に伊邪那岐命、その桃子に告り給ひしく
「汝、吾を助けしが御徳、葦原中國に有らゆる
うつくしき青人草の苦しき瀬に落ちて患ひ
惚む時助けてよ」と告り給ひて、
意富加牟豆美命といふ名を賜ひき。
多賀神社の鎮魂厄抜と春祭(擲桃祭)は、このように桃の子によって災難を逃れられ、開運を導かれましたので、世の人々の苦しみや、惚みを助けるようになされたいわれによるものです。
これは厄年の人ばかりでなく、今年災するかも知れない病気や厄難を未然に抜清めて、心爽やかに、幸せを招く多賀神社の重要な神事となっています。